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不思議な少年!! その40

不思議な少年!! その40

 イエス、悪の起原を説く!!


 ゾロアスター......。あまり知る人は少ない。遙か昔の聖人であろう。仏陀よりも古い昔のペルシャで生まれたであろう聖人。善と悪の二元論のを説いたと知られている。そこに於いて、イエスの弁舌は畢生のものである。


 今にしても、悪とは何か? と、問われると、応えに窮する吾人も多い。ほとんどの人は、悪は独立して存在している考えている。あるいは、開闢以来、存在したとぼんやり考えている。

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こういう季節その②記事には無関係>


 しかし、そうではないとイエスは言う。すべては善であるという。これは中々理解出来ないところである。だが、その論理は完璧である。見事な三段論法と言うべきである

 一位の神は善。それによって生まれたことごとくは善である。悪は、善の不調和から生まれた。その意味で、悪は実在ではない。一つの影である。一つの演目である。やがて、調和への過程に過ぎない。これは大きな福音である。


 この物語は、物語に過ぎないが、物語られている事象は大きい。 


 

イエス、ペルセポリスの祝祭に行く。人々にマギ僧の哲学を再吟味して語る。悪の起原を説く。祈祷に夜をすごす。


 

 マギ僧の神の祝祭が行われているので、多数の人々がペルセポリスに集まっていた。その祝祭日に当り、マギ僧の首長が言った、

 「この神聖な境内には自由がある。われと思わん人は自由に話すがよい。」


 そこでイエスは民衆のなかに立って言った、

 

 「わが兄弟姉妹、われらの父神のお子たちよ、あなたがたは、今日人の子たちのなかで最もめぐまれている。それはあなたがたは聖なる神と人間について、大変立派な正しい考えを抱いているからである。

 あなたがたの純真な礼拝と生活は、神の嘉みし給うところである。あなたがたの大師ゾロアスターにほまれあれ。天地を創造した七つの霊を生んだ偉大な神は一位であって、これらの大霊は日月星辰によって人の子らに現われていると、あなたたちはよくも言っている。

 然るに、あなたがたの聖典には、これら七つの霊のなかで、特にすぐれた霊が二つあって、一つは一切の善を造り、もう一つは一切の悪を造ったと書いてある。

 願わくは、尊敬すべき教師諸氏、どうしてその悪なる者が一切の善なる者から生れることが出来るか、教えて頂きたい。」


 ひとりのマギ僧が立って言った、

 「もしあなたがわたしに答えられれば、問題は解決しましょう。われわれはみな悪の存在を認めている。何事にも原因がなければならぬ。もし一位の神が、この悪を造らねば、造った神はどこにありますか。」


 イエスは言った、

 「一位の神の造ったものはみな善である。またこの偉大な第一原因と等しく、七つの霊は悉く善である。この創造力あるものの手から来るものは、悉く善である。


 さて、一切の創造物にはそれぞれ固有の色彩、音調、形態がある。然るに或る音調がそのままでは善であり純であるが、混れば不調和な雑音となる。

 また或るものは善であり純であるが、混れば不調和なものとなり、いや、有毒なものともなる。人はこれを悪と言います。それで、悪とは善なる色彩、音調、形態などの不調和な混合物です。


 人間は全智ではありません、しかも自分に、意志がある。人間は力があるから、これを用いて神の善いものを、種々雑多の仕方でまじえ、毎日不調音や悪いものを造る。

 そしてすべての音調また形態は、善悪を問わず生物となり、悪魔、妖精となり、善悪の霊となる。人間はこのようにして悪魔を造り、恐れて逃げるが、悪魔は大胆となり、人間を追い払い、苦悩の火中にこれを投ずる。

 

 悪魔も燃える火も人間の作品であり、また火を消し悪魔を追い払う者も、これを造った者も人間以外にはありません。」


 そう言ってイエスは席を離れたが、ひとりのマギ憎もこれに答える者がなかった。そこで、イエスは群集を離れ、密かな場所に行って祈った。

 


【宝瓶宮福音書:栗原 基訳】

             

             第八部 ペルシャでのイエスの生活と行動


第三十九章 イエス、ペルセポリスの祝祭に行く。人々にマギ僧の哲学を再吟味して語る。悪の起原を説く。祈祷に夜をすごす。

1)マギ僧の神の祝祭が行われているので、多数の人々がペルセポリスに集まっていた。

2)その祝祭日に当り、マギ僧の首長が言った、「この神聖な境内には自由がある。われと思わん人は自由に話すがよい。」

3)そこでイエスは民衆のなかに立って言った、「わが兄弟姉妹、われらの父神のお子たちよ、

4)あなたがたは、今日人の子たちのなかで最もめぐまれている。それはあなたがたは聖なる神と人間について、大変立派な正しい考えを抱いているからである。

5)あなたがたの純真な礼拝と生活は、神の嘉みし給うところである。あなたがたの大師ゾロアスターにほまれあれ。

6)天地を創造した七つの霊を生んだ偉大な神は一位であって、これらの大霊は日月星辰によって人の子らに現われていると、あなたたちはよくも言っている。

7)然るに、あなたがたの聖典には、これら七つの霊のなかで、特にすぐれた霊が二つあって、一つは一切の善を造り、もう一つは一切の悪を造ったと書いてある。

8)願わくは、尊敬すべき教師諸氏、どうしてその悪なる者が一切の善なる者から生れることが出来るか、教えて頂きたい。」

9)ひとりのマギ僧が立って言った、「もしあなたがわたしに答えられれば、問題は解決しましょう。

10)われわれはみな悪の存在を認めている。何事にも原因がなければならぬ。もし一位の神が、この悪を造らねば、造った神はどこにありますか。」

11)イエスは言った、「一位の神の造ったものはみな善である。またこの偉大な第一原因と等しく、七つの霊は悉く善である。この創造力あるものの手から来るものは、悉く善である。

12)さて、一切の創造物にはそれぞれ固有の色彩、音調、形態がある。然るに或る音調がそのままでは善であり純であるが、混れば不調和な雑音となる。

13)また或るものは善であり純であるが、混れば不調和なものとなり、いや、有毒なものともなる。人はこれを悪と言います。

14)それで、悪とは善なる色彩、音調、形態などの不調和な混合物です。

15)人間は全智ではありません、しかも自分に、意志がある。人間は力があるから、これを用いて神の善いものを、種々雑多の仕方でまじえ、毎日不調音や悪いものを造る。

16)そしてすべての音調また形態は、善悪を問わず生物となり、悪魔、妖精となり、善悪の霊となる。

17)人間はこのようにして悪魔を造り、恐れて逃げるが、悪魔は大胆となり、人間を追い払い、苦悩の火中にこれを投ずる。

18)悪魔も燃える火も人間の作品であり、また火を消し悪魔を追い払う者も、これを造った者も人間以外にはありません。

19)そう言ってイエスは席を離れたが、ひとりのマギ憎もこれに答える者がなかった。

20)そこで、イエスは群集を離れ、密かな場所に行って祈った。

 

【原文:The Aquarian Gospel of Jesus by Levi H. Dowling  

SECTION VIII

CHETH

Life and Works of Jesus in Persia

 

 

CHAPTER 39

Jesus attends a feast in Persepolis.
Speaks to the people, reviewing the magian philosophy.
Explains the origin of evil. Spends the night in prayer.

A FEAST in honor of the magian God was being held, and many men were gathered in Persepolis.
2) And on the great day of the feast the ruling magian master said, Within these sacred walls is liberty; whoever wills to speak may speak.
3) And Jesus, standing in the midst of all the people, said,
My brothers, sisters, children of our Father-God:
4) Most blest are you among the sons of men today, because you have such just conceptions of the Holy One and man.
5) Your purity in worship and in life is pleasing unto God; and to your master, Zarathustra, praise is due.
6) Well say you all, There is one God from whose great being there came forth the seven Spirits that created heaven and earth; and manifest unto the sons of men are these great Spirits in the sun, and moon, and stars.
7) But in your sacred books we read that two among these seven are of superior strength; that one of these created all the good; the other one created all that evil is.
8) I pray you, honored masters, tell me how that evil can be born of that which is all good?

9) A magus rose and said,
If you will answer me, your problem will be solved.
10) We all do recognize the fact that evil is. Whatever is, must have a cause, If God, the One, made not this evil, then, where is the God who did?
11) And Jesus said,
Whatever God, the One, has made is good, and like the great first Cause, the seven Spirits all are good, and everything that comes from their creative hands is good.
12) Now, all created things have colors, tones and forms their own; but certain tones, though good and pure themselves, when mixed, produce inharmonies, discordant tones.
13) And certain things, though good and pure, when mixed, produce discordant things, yea, poisonous things, that men call evil things.
14) So evil is the inharmonious blending of the colors, tones, or forms of good.
15) Now, man is not all-wise, and yet has will his own. He has the power, and he uses it, to mix God's good things in a multitude of ways, and every day he makes discordant sounds, and evil things.
16) And every tone and form, be it of good, or ill, becomes a living thing, a demon, sprite, or spirit of a good or vicious kind.
17) Man makes his evil thus; and then becomes afraid of him and flees; his devil is emboldened, follows him away and casts him into torturing fires.
18) The devil and the burning fires are both the works of man, and none can put the fires out and dissipate the evil one, but man who made them both.
19) Then Jesus stood aside, and not a magus answered him.
20) And he departed from the throng and went into a secret place to pray.

【続く】


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