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不思議な少年!! その54

不思議な少年!! その54

イエス、 第六テストに合格し、聖愛の称号を授けらる!!



 人間のもっとも克服に困難な煩悩は情欲であろう。生来天与の生きとし生けるもの皆、備わった言わば『能力』でもある。言い換えれば、本能である。無くては、人間の存在もない。


 しかし、煩悩である。


 その煩悩故に、甘く切ない甘美の世界がくり広がれる。官能の美とでも言おうか、それを言下に排斥することは誰彼に出来るものではない。しかし、イエスは克服した。


 本然の使命に目覚めたが故である。


 創造主は、人間を創り、様々な能力を与えた。『生めよ、増やせよ、地に満ちよ』は本然の与えられた能力である。しかし、その権能を人間はコントロール出来ず、堕落した。故にイエスを寄越したと考えると、納得がいく。



 イエスも人間であった。それは、本章を読むとそう理解できる。しかし、巷に言われるように、俗人ではない。生臭坊主にどうして経が読めよう。精々読めるとしたら、葬式読経ぐらいである。意味も分からず、只なぞっているに過ぎない。真の説教は、生臭では出来ないことを意味している。超えなければならない壁は高い。


 聖愛と言うことは、間違っても『性愛ということではない。


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<他:記事に無関係


 しかし、俗人全般に求められることではない。『性愛』も結構。しかし、正しく用いることが求められる。しかしながら、さらに大いなる愛の存在を知ることが出来るものは幸いであろう。肉体に鎮座している魂の憩いが、官能の愛ならば、それは永遠のものではないと言うことも真理であろう。一時の甘美に酔うか、永遠のやすらぎを求めるか、それは個々人に委ねられている。


 108の煩悩と言われている。とにかく多いと解する。それは、又、煩悩即菩提とも言われる。人は皆、煩悩と共に生まれ、煩悩故に一時の快楽を見、又、苦しむのである。願わくば、煩悩に狂うことなく、煩悩を糧として真理に到達することが求められている。


 人類みな聖愛に達するときは、いつになることであろう
 


イエス兄弟団の第六テストに合格し、聖愛の称号を授けらる。


 この国中で日の宮の「美の間」ほど壮麗を極めた造作のあるところはなかった。これまでこれほど善美を尽した室内に入った学者は恐らく尠(すくな)かったたろう。僧侶たちはこれに対して畏敬の念を抱き、「秘密の間」と名づけた。


 イエスは恐怖を克服してから、ここに入る権利を得た。


 案内者に連れられ、いくつかの華美を尽した室内を通ってから、イエスは「調和の間」に入ってひとり残された。種々の楽器のなかにハープシコードがあった。イエスが静かにこれを見て思案に耽っていると、うっとりするような美しい乙女が音もなく室内に入って来た。


 彼女は、イエスが深い物思いに沈みながら、そこにすわっていることに気がつかなかっだらしい。彼女は楽器のかたわらに座を占め、いとも静かに絃に触れて、イスラエルの歌を歌った。


 イエスは有頂天になった。これまでこんなあだっぽい美人を見たことなく、こんな美妙な楽の音に耳を傾けたこともなかった。乙女は歌を歌い、それから誰が近くに居るとも気づかないらしく、やがて立ち去った。


 イエスはひとり言をした、「これは一体どんな意味かしら? こんなうっとりさせるような麗人、こんな女王のような魅カが、これまで人の子らのなかにあるとは知らなかった。
 あのような天使の声が、これまで人の姿に光彩を添え、あのような神々しい音響が、人の口からひびいて来るとは露(つゆ)思わなかった。」


 彼は幾日かの間美茫然としていた。思想の流れが変化し、思いはただ歌姫のこと、その歌謡のことだけであった。


 もう一度彼女に逢いたいとあこがれた。すると幾日かがたって、彼女が再び現われた。彼女は話しかけながら、その手を彼の頭においた。その感触はすっかり彼の魂を震わせ、しばらくは自分がここに送られてなすべき仕事も忘れてしまった。


 乙女はやがて言葉すくなく語って立ち去った。しかしイエスの心は動かされた。


 情炎が心中に燃えさかった。今や人生最大の苦しい試練に対面することになった。イエスは眠れなかった。食べられなかった。乙女を思う心が起って、どうしても消えない。肉性は高く呼んで彼女と親しみたかった。


 その時、彼は言った、「いや! わたしはこれまで出逢ったすべての敵に訂ち勝った。この期にのぞんで愛欲に敗北すべきだろうか?わが父は聖なる愛の力を示すために、わたしをここに送り給うた。この愛はすべての生ある者に及ぶ。
 この清き普遍の愛が全く情欲に吸収されるべきだろうか。よしや彼女が、美貌、純潔、愛の最高の典型であるとしても、ほかのすべての人々を忘れて、この美人にわが生命をわたすべきか。
 彼の魂は奥底までかきみだされた。彼は長いことこの心の偶像天使ととっくみ合った。


 しかし戦いが危機一髪の際、高級の自我が力を加え、再び自己に立ち返って言った、
 「たとい心臓が破裂しても、このわたしの最も困難な課題にまけてはならぬ。わたしは情欲の勝利者となろう。」


 そしてそれから乙女が再び現われ、その手と心を彼に差し出した時に彼は言った、


 「美わしい人よ、あなたにお目にかかると、わたしの心は喜びに震える。あなたの声は魂を祝福する。わたしの人間的な自我は、あなたと一緒に飛んで行って、あなたの愛で満足したい。しかし全世界はわたしが示そうとしている愛を待ちわびて居る。 

 それで、わたしはあなたに去って下さいと言わねばならない。しかしまたお目にかかろう。地上のお互いの道は別々ではない。わたしはあなたが忙しい世の群衆のなかで、愛の使者となることを見る。人々の心を導いて一層善良にするあなたの歌う歌を聞く。」


 すると、乙女は悲涙にむせび立ち去った。イエスは再び独りであった。


 たちどころに寺院の大きな鐘が鳴りわたり、一団の歌手が新しい新しい歌を歌い、洞窟は光り輝いた。
 聖師は自ら現われて言った、「ありがとう、勝利のロゴスよ、おめでとう!肉欲の征服者は高処に立つ。」


 そして彼は聖愛(LOVE DIVINE)と記された巻物をイエスの両手に置いた。


 二人は美の洞窟から出たが、饗宴場には祝宴が開かれ、イエスがその名誉の正客であった。

 

 

【宝瓶宮福音書:栗原 基訳】

 

  第十一部 エジプトでのイエスの生活と行動 


第五十三章 イエス兄弟団の第六テストに合格し、聖愛の称号を授けらる。


1)この国中で日の宮の「美の間」ほど壮麗を極めた造作のあるところはなかった。

2)これまでこれほど善美を尽した室内に入った学者は恐らく尠(すくな)かったたろう。僧侶たちはこれに対して畏敬の念を抱き、「秘密の間」と名づけた。

3)イエスは恐怖を克服してから、ここに入る権利を得た。

4)案内者に連れられ、いくつかの華美を尽した室内を通ってから、イエスは「調和の間」に入ってひとり残された。

5)種々の楽器のなかにハープシコードがあった。イエスが静かにこれを見て思案に耽っていると、うっとりするような美しい乙女が音もなく室内に入って来た。

6)彼女は、イエスが深い物思いに沈みながら、そこにすわっていることに気がつかなかっだらしい。

7)彼女は楽器のかたわらに座を占め、いとも静かに絃に触れて、イスラエルの歌を歌った。

8)イエスは有頂天になった。これまでこんなあだっぽい美人を見たことなく、こんな美妙な楽の音に耳を傾けたこともなかった。

9)乙女は歌を歌い、それから誰が近くに居るとも気づかないらしく、やがて立ち去った。

10)イエスはひとり言をした、「これは一体どんな意味かしら? こんなうっとりさせるような麗人、こんな女王のような魅カが、これまで人の子らのなかにあるとは知らなかった。

11)あのような天使の声が、これまで人の姿に光彩を添え、あのような神々しい音響が、人の口からひびいて来るとは露(つゆ)思わなかった。」

12)彼は幾日かの間美茫然としていた。思想の流れが変化し、思いはただ歌姫のこと、その歌謡のことだけであった。

13)もう一度彼女に逢いたいとあこがれた。すると幾日かがたって、彼女が再び現われた。彼女は話しかけながら、その手を彼の頭においた。

14)その感触はすっかり彼の魂を震わせ、しばらくは自分がここに送られてなすべき仕事も忘れてしまった。

15)乙女はやがて言葉すくなく語って立ち去った。しかしイエスの心は動かされた。

16)情炎が心中に燃えさかった。今や人生最大の苦しい試練に対面することになった。

17)イエスは眠れなかった。食べられなかった。乙女を思う心が起って、どうしても消えない。肉性は高く呼んで彼女と親しみたかった。

18)その時、彼は言った、「いや! わたしはこれまで出逢ったすべての敵に訂ち勝った。この期にのぞんで愛欲に敗北すべきだろうか?

19)わが父は聖なる愛の力を示すために、わたしをここに送り給うた。この愛はすべての生ある者に及ぶ。

20)この清き普遍の愛が全く情欲に吸収されるべきだろうか。よしや彼女が、美貌、純潔、愛の最高の典型であるとしても、ほかのすべての人々を忘れて、この美人にわが生命をわたすべきか。

21)彼の魂は奥底までかきみだされた。彼は長いことこの心の偶像天使ととっくみ合った。

22)しかし戦いが危機一髪の際、高級の自我が力を加え、再び自己に立ち返って言った、

23)「たとい心臓が破裂しても、このわたしの最も困難な課題にまけてはならぬ。わたしは情欲の勝利者となろう。」

24)そしてそれから乙女が再び現われ、その手と心を彼に差し出した時に彼は言った、

25)「美わしい人よ、あなたにお目にかかると、わたしの心は喜びに震える。あなたの声は魂を祝福する。わたしの人間的な自我は、あなたと一緒に飛んで行って、あなたの愛で満足したい。

26)しかし全世界はわたしが示そうとしている愛を待ちわびて居る。

27)それで、わたしはあなたに去って下さいと言わねばならない。しかしまたお目にかかろう。地上のお互いの道は別々ではない。

28)わたしはあなたが忙しい世の群衆のなかで、愛の使者となることを見る。人々の心を導いて一層善良にするあなたの歌う歌を聞く。」

29)すると、乙女は悲涙にむせび立ち去った。イエスは再び独りであった。

30)たちどころに寺院の大きな鐘が鳴りわたり、一団の歌手が新しい新しい歌を歌い、洞窟は光り輝いた。

31)聖師は自ら現われて言った、「ありがとう、勝利のロゴスよ、おめでとう!肉欲の征服者は高処に立つ。」

32)そして彼は聖愛(LOVE DIVINE)と記された巻物をイエスの両手に置いた。

33)二人は美の洞窟から出たが、饗宴場には祝宴が開かれ、イエスがその名誉の正客であった。


【原文:The Aquarian Gospel of Jesus by Levi H. Dowling  


SECTION XI

CAPH

Life and Works of Jesus in Egypt

 

CHAPTER 53

Jesus passes the sixth brotherhood test and receives the sixth degree, LOVE DIVINE.

IN all the land there was no place more grandly furnished than the Beauty Parlors of the temple of the sun.
2) Few students ever entered these rich rooms; the priests regarded them with awe, and called them Halls of Mysteries.
3) When Jesus had attained the victory over fear, he gained the right to enter here.
4) The guide led on the way, and after passing many richly furnished rooms they reached the Hall of Harmony; and here was Jesus left alone.
5) Among the instruments of music was a harpsichord, and Jesus sat in thoughtful mood inspecting it, when, quietly, a maiden of entrancing beauty came into the hall.
6) She did not seem to notice Jesus as he sat and mused, so busy with his thoughts.
7) She found her place beside the harpsichord; she touched the chords most gently, and she sang the songs of Israel.
8) And Jesus was entranced; such beauty he had never seen; such music he had never heard.
9) The maiden sung her songs; she did not seem to know that anyone was near; she went her way.
10) And Jesus, talking with himself, said out, What is the meaning of this incident? I did not know that such entrancing beauty and such queen-like loveliness were ever found among the sons of men.
11) I did not know that voice of angel ever graced a human form, or that seraphic music ever came from human lips.
12) For days he sat entranced; the current of his thoughts was changed; he thought of nothing but the singer and her songs.
13) He longed to see her once again; and after certain days she came; she spoke and laid her hand upon his head.
14) Her touch thrilled all his soul, and for the time, forgotten was the work that he was sent to do.
15) Few were the words the maiden said; she went her way; but then the heart of Jesus had been touched.
16) A love-flame had been kindled in his soul, and he was brought to face the sorest trial of his life.
17) He could not sleep nor eat. Thoughts of the maiden came; they would not go. His carnal nature called aloud for her companionship.
18) And then he said,
Lo, I have conquered every foe that I have met, and shall I now be conquered by this carnal love?
19) My Father sent me here to show the power of love divine, that love that reaches every living thing.
20) Shall this pure, universal love be all absorbed by carnal love? Shall I forget all creatures else, and lose my life in this fair maiden, though she is the highest type of beauty, purity and love?
21) Into its very depths his soul was stirred, and long he wrestled with this angel-idol of his heart.
22) But when the day was almost lost, his higher ego rose in might; he found himself again, and then he said,
23) Although my heart shall break I will not fail in this my hardest task; I will be victor over carnal love.
24) And when again the maiden came, and offered him her hand and heart, he said,
25) Fair one, your very presence thrills me with delight; your voice is benediction to my soul; my human self would fly with you, and be contented in your love;
26) But all the world is craving for a love that I have come to manifest.
27) I must, then, bid you go; but we will meet again; our ways on earth will not be cast apart.
28) I see you in the hurrying throngs of earth as minister of love; I hear your voice in song, that wins the hearts of men to better things.

29) And then in sorrow and in tears the maiden went away, and Jesus was again alone.
30) And instantly the great bells of the temple rang; the singers sang a new, new song; the grotto blazed with light.
31) The hierophant himself appeared, and said, All hail! triumphant Logos, hail! The conqueror of carnal love stands on the heights.
32) And then he placed in Jesus' hands a scroll on which was written, LOVE DIVINE.
33) Together they passed through the grotto of the beautiful, and in the banquet hall a feast was served, and Jesus was the honored guest.

【続く】


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